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単著

中野重治と朝鮮問題-―連帯の神話を超えて(2021年12月28日 青弓社)
まえがき
序 章 〈中野重治と朝鮮問題〉研究史と本書の視座
第1章 「被圧迫民族の文学」概念の形成と展開――日米安全保障条約と日韓議定書
 1 「圧迫民族の文学」としての日本文学との決別
 2 「被圧迫民族の文学」の試み――「司書の死」をめぐって
第2章 植民地支配の「恩恵」、在日朝鮮人への〈甘え〉
 1 「梨の花」のなかの朝鮮表象と父親の存在
 2 日本社会における〈朝鮮〉の欠落――在日朝鮮人の日本語能力を鏡として
第3章 「朝鮮人の転向」という死角
 1 〈越境〉と「模型」の境界標
 2 「朝鮮人の転向」の源泉としての金達寿「朴達の裁判」
第4章 反安保闘争と「虎の鉄幹」のナショナリズム
 1 「虎の鉄幹」のナショナリズムと日本帝国主義――その共犯関係
 2 啄木におけるインターナショナリズム――晶子から「虎の鉄幹」への移動
 3 「国民感情」の醸造と安保闘争への批判的意見
第5章 「科学的社会主義」と少数民族の生存権
 1 「発展」への疑念――「プロクラスティネーション」をめぐって
 2 被圧迫民族への〈償い〉――「素人の読み方」を手がかりに
第6章 「被圧迫民族」としての日本人へ
 1 浅間山荘事件にあらわれた暴力――極左冒険主義/関東大震災時の朝鮮人虐殺
 2 日本における朝鮮問題の総体的考察
    ――「在日朝鮮人と全国水平社の人びと」と「緊急順不同」を中心に
参考文献
初出一覧
あとがき

日本のなかの朝鮮 金達寿伝(2019年11月30日 図書出版クレイン)
序 「朝鮮隠し」のカラクリから抜け出す
第一章 誕生から〈解放〉まで
第二章 民族主義青年から共産主義者へ
第三章 政治組織と文学運動
第四章 文学から古代日朝関係史へ
第五章 訪韓とその余波
第六章 晩年
あとがき
略年譜
参考資料

※『コリアン・スタディーズ』9号(2021年6月1日)に書評が掲載されました。
原祐介氏「廣瀬陽一『日本のなかの朝鮮 金達寿伝』」

※『日本近代文学』103集(2020年11月15日)に書評が掲載されました。
佐野正人氏「廣瀬陽一『日本のなかの朝鮮 金達寿伝』」

※『日本近代文学会関西支部会報』32号(2020年9月27日)に書評が掲載されました。
光石亜由美氏「廣瀬陽一『日本のなかの朝鮮 金達寿伝』」

※『日本文学』69巻8号(2020年8月10日)に書評が掲載されました。
高橋梓氏「廣瀬陽一著『日本のなかの朝鮮 金達寿伝』」

※『社会文学』52号(2020年8月1日)に書評が掲載されました。
呉世宗氏「廣瀬陽一『日本のなかの朝鮮 金達寿伝』」

※『抗路』7号(2020年7月30日)に書評が掲載されました。
磯貝治良氏「廣瀬陽一『日本のなかの朝鮮 金達寿伝』」

※『SAI』83号(2020年6月1日号)で紹介されました。
無著名「『日本のなかの朝鮮 金達寿伝」

※『週刊読書人』3343号(2020年6月12日号)に書評が掲載されました。
竹内栄美子氏「戦後日本の朝鮮問題を知る本格的評伝/「朝鮮隠し」という実態を是正しようとした生涯」

※『ふぇみん』3249号(2020年4月5日号)で紹介されました。
(公)氏「『日本のなかの朝鮮 金達寿伝』」

※K-BOOK振興会のブログ(2019年12月22日)で紹介されました。
 舘野晳氏「韓国出版レポート(19-12) 最近の韓国・朝鮮・在日関連図書」

金達寿とその時代──文学・古代史・国家(2016年05月11日 図書出版クレイン)
まえがき
序章 先行研究の検討と本書の視座
第一章 生涯と活動
第二章 現実を変革する文学──「植民地的人間」からの脱却
  序
  第一節 「日本語で書かれる朝鮮文学」概念の形成と実践──初期文学活動を中心に
  第二節 自然主義リアリズムとの対決──「玄海灘」から「朴達の裁判」へ
  第三節 金達寿と転向──「朴達の裁判」論
  第四節 文学と指導者意識──リアリズム研究会をめぐって
第三章 〈北〉と〈南〉の狭間で
  序
  第一節 「社会主義を標榜する「組織」」との軋轢
      ──『朝鮮』・帰国事業・講演会中止事件・訣別
  第二節 社会主義の放棄?/民族主義への回帰?──訪韓を中心に
第四章 運動としての古代史研究
  序
  第一節 『日本の中の朝鮮文化』論──文学活動と古代史研究における連続性と飛躍
  第二節 「帰化人」とは誰か?
  第三節 〈社会主義〉の源流を求めて──『行基の時代』を中心に
終章
あとがき
参考文献一覧
関係人物紹介
金達寿関係年譜
初出一覧

※『昭和文学研究』75集(2017年9月1日号)に書評が掲載されました。
 南富鎭氏「『金達寿とその時代』」

※『コリアン・スタディーズ』5号(2017年6月1日号)に書評が掲載されました。
 綛谷智雄氏「『金達寿とその時代』」

※『日本近代文学』96集(2017年5月15日号)に書評が掲載されました。
 中根隆行氏「『金達寿とその時代』」

※『日本近代文学会関西支部会報』25号(2017年5月1日号)に書評が掲載されました。
 山本昭宏氏「『金達寿とその時代』」

※『出版ニュース』2017年2月上旬号で紹介されました。
 舘野晳氏「2016年、「韓国文学」関連書の出版状況 」

※『沖縄タイムス』2016年9月10日号で紹介されました。
 「「金達寿とその時代」/古代史家の全容解明図る」

※『共同通信』2016年8月4日配信記事で紹介されました。
 무서명「일본서 재일한국인 ‘김달수’ 종합연구서 출판…‘김달수와 그 시대’

※『週刊読書人』2016年7月22日号の「2016年上半期の収穫から」アンケートで紹介されました。
 成田龍一氏「『金達寿とその時代』」

編著

金達寿小説集(2014年12月10日 講談社文芸文庫)
・濁酒の乾杯
・富士のみえる村で
・朴達の裁判
・対馬まで
・位置
・祖母の思い出
・解説(廣瀬陽一)
・略年譜(廣瀬陽一)

※『週刊読書人』2015年12月11日号に書評が掲載されました。
 荒川洋治氏「『金達寿小説集』」

※『学燈』2015年春号に書評が掲載されました。
 荒川洋治氏「私のすすめる三冊」

※『毎日新聞』2015年2月15日号に書評が掲載されました。
 (門)氏「『金達寿小説集』」

※『アカハタ』2015年1月25日号に書評が掲載されました。
 (哲)氏「『金達寿小説集』……分断の祖国見つめた在日作家」
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